怒鳴ったり、言葉遣いが悪くなったり、
つい感情的に子どもを”怒って”しまう…
私自身すごく悩んでいることですが、
同じような悩みを抱えている人はたくさんいるのではないでしょうか?
本記事では、つい感情的になってしまうという親の悩みについて記載しています!
”怒る” と ”叱る”
一般的にもよく知られていることですが、”怒る”と”叱る”は全く別物です。
理解はしていても意図的に使い分けることは難しいですよね…
”怒る” とは
”怒る”とは、親が自分の感情に任せて反応する行為です。
子どもが何か悪いことをしたときに、
親が感情的に反応し、怒りをぶつけることを指します。
その場合、親自身のフラストレーションやストレスが原因で感情が爆発することが多く、
必ずしも子どもの行動を正すことが目的となっていません。
子どもに恐怖や不安を与えることがあり、教育的な効果は少ない場合が多いです。
”叱る” とは
”叱る”とは、子どもの行動や態度に対して、
何が間違っていたのかを伝え、適切な行動を促すための行為です。
感情に任せるのではなく、
冷静に子どもに説明し、どうすれば良いのかを指導することが目的です。
叱る際、親は冷静であり、子どもにとって何が間違っていたのか理解を促し、
再発を防ぐことを重視します。
叱ることは、子どもが自分の行動の結果を理解し、責任を持つための学びの機会になります。
子育てにおいて、どちらを重視すべき?
子育てにおいては、「叱る」ことを重視すべきです。
以下の理由から、叱ることは子供の成長にとって非常に重要です。
◆子供の理解を深める
叱ることで、子供は自分の行動がどのように影響を与えるかを理解し、
適切な行動を学ぶことができます。
これにより、将来的に自立した大人へと成長する手助けとなります。
◆親子関係の強化
叱る際に冷静であることで、
子供は親が自分の成長を真剣に考えていると感じ、親子関係が深まります。
反対に、怒ることが多いと、子供は親を恐れ、信頼関係が損なわれる可能性があります。
◆自己肯定感の育成
怒られることが多いと、子供は自己否定的になりがちですが、
適切に叱られることで、自分の行動を振り返り、自己改善の意識を持つようになります。
感情をコントロールする方法 5選
深呼吸と一時停止
感情が高ぶったときは、深呼吸をして心を落ち着け、
一度冷静になる時間を取ります。
数秒間でも意識的に深呼吸を行うことで、反応的になることを避けられます。
トリガーの認識
自分が感情的になりやすい状況やトリガー(例えば、疲れているとき、急いでいるときなど)を理解し、
予防策を取ることが大切です。
自分が何に反応しやすいのかを知ることで、感情をコントロールしやすくなります。
ポジティブなセルフトーク
自分に対して優しく語りかけ、
ネガティブな思考をポジティブなものに置き換えることで、
感情のコントロールがしやすくなります。
たとえば、「私はこれを乗り越えられる」「落ち着いて対処しよう」
といった言葉を心の中で繰り返すことが有効です。
タイムアウトを設ける
自分に「タイムアウト」を設け、
感情的になったらその場を離れることも効果的です。
自分を落ち着かせる時間を持つことで、子供に対して冷静に対応できるようになります。
日々のストレス対策
ストレッチや運動など、それぞれに合ったストレス解消法を実施することで
根本的なストレスを軽減し、感情的になりにくくなります。
まとめ
”怒る”と”叱る”は全く異なるということを理解し、
子どもに対しては叱ることができるように意識できると良いですね!
また、子どものためにも、親自身のためにも、
感情をコントロールできるように自分なりの方法を試してみましょう。
当然、簡単にできることでは無いです…
というか、かなり難しいのではないかと思います…
少しずつ、できることからやっていきましょう!